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平賀久生建築研究所 Hiraga Architect & Associates

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川端の家
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*兵庫県芦屋市
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houses other works
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説明  
空の家
空の家 Cielo
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?芦屋川対岸からの全景。   阪急芦屋川を起点とするこの辺り一帯の川沿いのエリアは、両岸の桜並木も美しく、土と緑の残された河川敷には散歩やジョギングを楽しむさまざまのファッションの人や犬、また川面に目をやれば、何種類もの小魚が生息しているのが見て取れる。夏ともなれば、いつの頃からかホタルの名所ともなり、駅からわずか5、6分の街中でこれほど豊かな自然の恵みを享受できる環境は特筆に値する。 その分敷地に与えられた建築規制も厳しく、第一種低層住居専用地域で建ぺい率40%、容積率80%、第一種高度地区、さらに外壁の後退距離まで定められた超低密度の地域に指定されていた。 川とまるごと対面できる類い稀な特権を最大限に活かすため、主たる生活空間であるリビングエリアを2階に上げ、寝室やサニタリーゾーンを1階に設けることにした。L 字型平面を持つ2階では、対面式キッチンを扇の要とし、東から南にかけてパノラミックに展開するダイナミックな川の景観を、居ながらにして享受できるよう計画されている。 1階では、南側の庭に面してバスルームとサニタリーが設けられている。ガラス張りのバスルームは、テラスの一角に切り込まれた水庭に、バスタブごと浮かんでいるような感覚を意図して設計されている。庭の樹木や水庭は夜になるとライトアップされ、ステンレスの吐水口から注がれる一筋の水は水面に幻想的な光の波紋を描きながら広がり、やがては庭の端を巡って玄関脇アプローチに至り、最後には道の手前で小さな滝口と水盤をしつらえ来客や道行く人を楽しませる・・・川に対するささやかなオマージュとともに。  ?正面夕景。 玄関ホールから2階広間にかけて吹き抜けの主空間が連続している。2階吹き抜け部には電動ロールブラインドが装着され、主たる照明には全て調光スイッチが付されている。玄関へのアプローチ左手に水庭からの水路と植栽、手前道路際に小さな滝口が見える。 ?南側庭からの夕景。 浴室の手前に水庭がわずかに垣間見える。 ?玄関ホール吹き抜け。 階段下壁際に蓄熱式遠赤外線ヒーターが設置されている。 ?玄関ホール吹き抜け見返し。 ?対面キッチンから川方向を見る。 川岸の桜並木が見事に連続している。左手前方のラウンジからは、川の上流から下流まで一望の下に見通すことができる。 ?対面キッチン横から南側を見る。 左手リバーサイドからの景観は、玄関ホール吹き抜けを介し、リビングルーム南側まで連続して展開する。
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?リビングから南面テラスを見る。 この方角には視界を遮るものもなくプライバシーも守られている。 ?リビング南寄りからキッチン方向を見る。  リビング上部はロフトになっている。 ?ロフトよりリビング南面のテラス を見る。
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主な用途:住宅 Main use:Residence 敷地面積:177.84m2 Site area:177.84m2 建築面積:70.91m2 Building area: 70.91m2  延床面積:127.83m2 Total floor area : 127.83m2
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Photo : Masato Ikuta
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